ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

宮崎学『動物たちのビックリ事件簿』シリーズ

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 野山で都会で四季折々の動物たち。たくさんのビックリな生態を 写真家の宮崎学が写真と文で表しました。2014年、農山漁村文化協会発行。

 ほんの三例だけ中身を少し紹介します。

・キツツキは、虫を捕食するためと子育て用の巣と目的別に穴を掘る木を選び分けている。かつて「木を枯らしてしまう悪い鳥」とも言われていたが、実際は木に穴を掘ることによって豊かな森の形成に一役買っている。

・野山の地中に張り巡らされたトンネルはモグラとノネズミの「合作」だが、これまた豊かな森の形成に資している。

・誰もが知っている童謡「七つの子」(♪からす なぜ鳴くの~)でも歌われているようにカラスの巣は人里離れていたものだが、今や市街地のど真ん中にも巣を作る。

といったことが写真で証明されています。

 そして、たまらなく愉快な生態は②巻の表紙と18~19ページで撮られているツキノワグマの「決定的瞬間」でした。

 先日Eテレ日曜美術館」でも紹介された宮崎学氏、シリアスとユーモアのバランスが余人をもって代え難いほどに素晴らしいなあと思います。

  本シリーズは文章も内容も軽いタッチですが、こちら↓は「重い」作。

miyashinkun.hatenablog.com