ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

手話は言語

bunshun.jp

↑佳子さまは、というと、「メリハリがあり、優雅さと静けさの表現が際立っている」のだという。やはりダンスをなさっているからか、指先をぴんと伸ばし、腕の動かし方がスムーズでダイナミックさもあると語った。↑
 この記事、手話を学んでいる私は疑問に感じました。 
 言わずもがなながら手話はパフォーマンスではありません。あくまでもコミュニケーションのための言語です。
 たしかにフランス語が麗しく聞こえ、京都弁が柔らかく聞こえる、といったことを言ったり思ったりはします。しかしそれは、フランス語や京都弁が言語である自明の前提の上での言わばプラスアルファです。
 手話が「あくまでも言語」であることが世間で「自明の前提」にはなっていない現在、プラスアルファをことさらクローズアップするのは手話に対する認識のミスリードにつながりかねないように思えました(記事ではプラスアルファたる「見た目」への称賛ですが、手話の「見た目」に心ない言葉が投げつけられてきた「世間史」もあります)。
 私なぞよりもはるかに長く学ばれていて私なぞとはゼンゼン比較にもならないほど手話が流暢なご自身が記事を読んだとしたら「そんなことじゃない」と思われるのではないでしょうか。(皇族方は報道に「反論」されないとのことのようですが)このことについてもし何らか発信をされたらとてもとっても意義深い「公務」になるのでは?と思うのですが・・・(まことに僭越ですが)
↓手話が「第一言語」のろう学校