ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

サンデル教授が考える「アメリカンドリーム」

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『実力も運のうち 能力主義は正義か?』マイケル・サンデル著、鬼澤忍訳、早川書房、2021年発行(原著は2020年)

 頑張れば報われるという(ことになっている)「能力主義」は文字通り誰にとってもの正義ではないという観点から議論が展開されています。

 原題は「能力の独裁」。教授の論述に熱が入れば入るほど、ナルホドそれほどに「能力主義」は米国社会で伝統的に根強いのだ!と感じました。

 そして、近年のあれこれを考えると今や日本社会も急速に追随中か?と思いました。