ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

相撲 の検索結果:

人間はなぜ宗教を?

…が、コロナ禍のなか大相撲春場所が完遂できたのは力士の四股が「邪悪なもの」を押さえ込んだからと少なからず思える。また、もしも「神様の姿をイメージするとしたら?」と問われたら (神を信じている意識がないにもかかわらず)多くの日本人同様に「白髪白髭のおじいさん」が思い浮かぶ。 レザー・アスラン著(白須英子訳)『人類はなぜ〈神〉を生み出したのか?』2020年2月発行(原著は2017年)。 本書のタイトルは①人類はなぜ宗教感情を持つのか?②人類はなぜ神を生み出したのか?③人類はなぜ神を…

史上最強力士

…時代の雷電 が私ども相撲好きでは「常識」ですが、本作は史実とフィクションを交えた小説仕立ての雷電の伝記です。その時代は1800年前後。 素晴らしいのが相撲の取組の描写です。読んでいて手に汗握るほど、迫真にして厳密。相撲は決して力任せではなく、まことに理に適った体の動きであることも理解できます。好角家の間で語り継がれてきた名力士、四代横綱谷風や五代横綱小野川も登場。 本作を読んで、超強い上に正義感に溢れ情に厚く教養がある雷電、すっかり私の贔屓力士になりました(時空を超えて^^;…

コロナ禍のなか 四股が鎮めた!?

今月8日の大相撲春場所初日、八角理事長の挨拶「床山が髪を結い、呼出が拍子木を打ち、行司が土俵をさばき、そして、力士が四股を踏む。この一連の所作が、人々に感動を与えると同時に、大地を鎮め、邪悪なものを押さえこむのだと信じられてきました」。 一人でも感染者が出たらその時点で中止するという方針でしたが、今日の千秋楽まで完遂できましたね。本場所の界隈では「邪悪なもの」が押さえこまれた、と言えましょうか。全国を回って四股で大地を鎮めてもらいたい、、、けっこうマジで書いてます。 www3…

超小兵力士

…比べてみました(『大相撲ジャーナル』2020年2月号と『大相撲』1975年2月号記載の数字から計算しました)。2020年162.6キロ(全45人平均)1975年126.0キロ(全36人平均) (身長はほとんど変わりません。 2020年183.4センチ 1975年182.2センチ) 力士の著しい大型化。あらためて、炎鵬168センチ 99キロの素晴らしさが痛感できますね。もし45年前だとしたら平均して小学生一人分重い相手と毎日戦っていたことになりモチロンそれでも大変ですが、まして…

「横綱大関」

headlines.yahoo.co.jp 45年前、1975年初場所番付にも「横綱大関」。たまたま手元にある『月刊 大相撲』1975年2月号にて。懐かしい名が並んでいます。 西横綱の輪島が「横綱大関」 一人大関だった貴ノ花は 奇しくも今度の一人大関貴景勝を育てた前師匠貴乃花の父

箱みかんが

…の時。白黒テレビの大相撲中継で流れていた場内放送「西方 大関 玉乃島 愛知県蒲郡市出身 片男波部屋」を耳にした昭和40年代初めだった。 昭和45年、26歳で横綱に昇進して玉の海と改名。ところが翌年、取組内容の充実ぶりから大横綱中の大横綱への道を歩み始めたと思われていた矢先に、急逝した。 sumodb.sumogames.de 状況は全く異なりますが、昭和40年代後半トップを張っていた現役中の急逝という共通点から玉の海死去の1年数か月後のボクシング世界チャンピオン大場政夫の死去…

ああナショナリズム

世界各国のカブト虫8匹(インドネシア「代表」コーカサスオオカブトやらブラジル「代表」ヘラクレスオオカブトやら米国「代表」グラントシロカブトやら)に「相撲」を取らせてトーナメント戦で最強を決する企画がテレビ番組「トリビアの泉」で10何年か前にあり、私は日本「代表」カブトムシを声を出して応援していました。げにナショナリズムちゅうのは厄介なものですな。だからこそ、インドネシアもブラジルも米国もどの国の人たちもそれは同じ、と思うことが大切ですね。

『蜘蛛の糸』の著者を漢字で書け

… 中一国語の期末試験で出たとき「芥」の字が分からず 先生が見間違えて◯を付けるのを期待して(セコいチュウ坊)、茶川龍之介と書いたものです。モチロンXでした。 (「龍」は書けた。龍虎という力士がいたので。私は小学校低学年から相撲オタク。だから、「鵬」やら「麒麟」やらの難漢字を当時スラスラ書けた。) その先生は 私が好きだった数少ない一人(私を嫌いだった先生はおおぜい いたろうが)、東京都世田谷区立中学の松本先生です↓ miyashinkun.hatenablog.com

観戦ならぬ見物

相撲中継を見ていると、升席で土俵に背を向けたり横を向いたりして酒を酌み交わしているヒトがときどき映りますね。あれもまた「正しい相撲見物」のスタイルだなあと思います。本場所に行ったことがある方はご存知の通り、そもそも4人用の升席はかなりコンパクトで 少なくとも横一列に座って土俵を見るのは物理的に不可能。カオを近づけ合って一献傾けるのに最も適したサイズとも言えそうです。国技館に見に行くと、スポーツたる要素は相撲文化の一部であるのがよく分かります(もちろん最大の構成要素ではあるけれ…

相撲 歴代連勝記録上位4人は?

なにごとも観点を変えると違う景色が見えるものですが、 2010年一月場所十四日目から同年十一月場所初日まで白鵬が63連勝して双葉山の最高記録にあと6まで迫りました。だけど、双葉山の時代は1月と5月の年2場所で、一場所は11日間→13日間の移行期です。双葉山の69連勝は1936年(昭和11年)一月場所七日目から1939年(昭和14年)一月場所三日目までなので、足かけ4年にして約3年間無敗。白鵬の場合は年6場所15日間制なので1年間足らず、連勝記録3位千代の富士の53と4位大鵬の…

冷めても旨い 国技館やきとり

レンジチンしなくても常温でも変わらず旨いスグレモノ。本場所中の国技館内限定?いやいや知る人ぞ知る ↓で売っています。正肉3本つくね2本入り620円。 相撲案内所 - 大相撲のオリジナルグッズ好評発売中 miyashinkun.hatenablog.com

私の「辞書」

半世紀以上にわたる相撲ファン&サッカーファンの私。 「けたぐりの 海乃山」ってどんな力士だったっけ? メキシコ五輪で銅メダルを決めた時のイレブンは?・・・「辞書」を引きます。 注・海乃山=柏鵬時代の幕内力士 《注の注・柏戸と大鵬両横綱時代(白鵬時代に非ず念の為)》 注・ちょうど50年前の1968年、三位決定戦でメキシコに勝った。

212キロvs97キロ

倍以上の体重差で対戦、相撲の面白さの一つ。今場所4日目 十両取組。 しかも勝ったのは半分以下の炎鵬なのだから ますます相撲は面白い。八艘飛びさながらの立合い変化で はたき込み。 ↓新十両だった3場所前は負け越して幕下に陥落していた炎鵬。今場所再昇進。 miyashinkun.hatenablog.com

御嶽海の後輩たちも

頑張ってる。東洋大学相撲部。

もっと体が大きい知り合いが何人もいます

…、私の知り合いたちは相撲取りではありませぬ。 開催中の春場所で新十両の炎鵬は、169.0㎝ 91.1㎏(相撲協会サイト)。 私が相撲を見始めた半世紀前、小兵力士と言えば175㎝ぐらいまで 100㎏前後でした。力士たち全般が大型化 さらには超大型化するにつれ、今では130㎏ぐらいでも「小兵」と言われます。 だから、炎鵬は むかし基準でも小兵。というか、むかし基準よりもさらに小さく、そして半世紀前なら巨漢と言われた150-160㎏は今やごくふつう。二日目に対戦した明瀬山↑は183…

『あしたのジョー』!

…(その原資で『月刊大相撲』を購読した^^;)。だけど、ちょっぴり気にはなっていた。 15年ほど前に出た復刻版で最後まで読んだ。力石の死以降のストーリーがたっぷりある(力石の死が壮大な布石でもあり)ことにまず驚いた。 そして凄かった。ストーリーのうねりもディテール一つ一つも ちばてつやの画力も何もかもが。 白木葉子の愛を拒絶しながら受け入れた(または受け入れながら拒絶した)シーンは悲しく厳しく美しかった。 あまりにも有名なラストシーン「真っ白に〜」は中盤過ぎに小さな伏線があった…

連日の ひつこく相撲

むかし 部の先輩小林さんの後任として来た小林くんの結婚相手の苗字も小林さんでしたが 本名をシコ名にしている若手ホープのお祖母様は、正代正代(しょうだい まさよ)さんだって! 力士プロフィール - 正代 直也 - 日本相撲協会公式サイト

時節柄⁇?相撲ネタ^^;

ハワイモンゴルモンゴルモンゴルモンゴル深川富岡八幡宮の石碑 一昨年撮 すなわち稀勢の里昇進前 miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com

国技館で相撲見物

今場所、相撲見物※をする僥倖に恵まれました(※ある友に倣って「観戦」ではなく「見物」)。テレビで見るのとは何かと違くて例えば「翌日の取組披露」(画像↑は相撲協会サイトからコピペ)。いわゆる相撲文字で 半紙に筆で手書きされ、行司独特の美声で一枚一枚読み上げられます。「テレビ映え」しないゆえ(と思う) 中継ではまず映ることはありませんが、国技館の「気」に実に映えていました。他競技ではアナウンスや電光掲示板で今後の試合予定を知らせるところですが、サスガ何百年もの興行の歴史 とも思い…

世田谷八幡宮 奉納相撲(9月17日)

幕内の新鋭、正代が3年前に卒業した東農大相撲部。 見事!な股割り むかしテレビで サッカー女子日本代表佐々木監督が「蹴る瞬間は必ず片足で立っている。四股とサッカーは片足でバランスを保つのが共通している」と言っていました。

観戦? 見物? お供のイッピン

大相撲見物をすると、力士の巨体に似合わぬ? きめ細かな心配りが随所に感じられます。 たとえば「国技館やきとり」。温めなくても(=常温で)十分に美味しい、お土産にも嬉しいスグレモノです。 観戦でなく見物と書く↑のは、リアル友でもあるFB友に倣いました。テレビ観戦歴ン十年の私ですが、やっと3年前初めて国技館に行き、まさに見物という言葉こそ相応しいと実感しました。テレビでは力士の対戦にしかなかなか目が行かないのに対して、(対戦を含む)相撲文化とでも言うべきであろうアレコレを見聞き体…

「大関は強い人 横綱は・・・」

…とは一言で言えば「横綱は宿命」と表せるのでは、とも思いました。 「歴代最強は誰か?」を考え巡らせるのは相撲好きにとって愉悦ですが、観戦歴半世紀近くの私が選ぶ語り手ナンバーワンは何と言っても白鵬です。 そして、高みを極めたからこそであり 高みを極めた誰でもが言えるわけではないであろう今回のフレーズに !!度で匹敵する言葉は、春場所で優勝したときの曙いわく「春はあけぼの」。(日本語を母語としない二人!) miyashinkun.hatenablog.com

武田葉月『横綱』講談社、2013年発行

…のではなくて、自分の相撲を崩さないことが大切」だからです。それは、「天才」と言われた輪島が評する通り「本当の天才は北の湖」の証とも言えるでしょう。 優勝決定戦で67代横綱武蔵丸が膝に重傷を負っていた65代横綱貴乃花に敗れた、あの一番。小泉首相が貴を讃えた「痛みに耐えてよくがんばった。感動した!」に 「俺はがんばってないのかな?」とすごく悲しくなって相撲を辞めようと思った、と武蔵丸は語っています。「ケガをしている相手に対して、どういう相撲を取れっていうの?」とも。 その貴と彼の…

相撲の親方こそ日本語教育の達人!?

琴奨菊どうなる?の春場所。 外国人力士たちの流暢な日本語を聞くにつけその基礎を教えた親方連こそ外国人向け日本語教師育成の講師を務めたら、とも思う。 正確かつ美しい言葉遣いでとりわけ抜きん出ているのはやっぱり横綱(大横綱)白鵬かなあ。最近は だめ押しとか猫だましとかいささか美しからざる振る舞いが目につくけど。 元横綱 曙は20年ほど前の春場所で優勝したとき「春はあけぼの」との秀逸な日本語ユーモアを披露したね。

あす 大相撲春場所初日

私は50年来の相撲好きでして、子どものとき「麒麟」とか「鵬」とか難漢字をスラスラ書けたほどです^^;ずーっと小兵力士をヒイキしていました。むかし相撲雑誌には専門誌的な『大相撲』と大衆誌的な『相撲』がありましたが、妙なところでイキがっていた私は中高生のとき前者を購読。初代栃東などの小兵技能派について論じた(と言うほどでもないが)投書を載せてくれたことがあります。「薄謝」現金書留には百円玉が6枚入っていました。でも、恥ずかしながらやっと3年前に初めてのナマ観戦。テレビとは何から何…