行政書士ミヤシンの800字映画評

映画の感想を原稿用紙1〜2枚分でコンパクトに。ときどき書評。たまに・・・。

映画

良多さん

是枝監督映画「そして父になる」を土曜日にテレビで再見しました。 主人公の「良多」という名は、同じく是枝作品「海よりもまだ深く」の主人公と同じ なのですね。そう言えば、わが偏愛する西村賢太私小説の主人公はオノレの名をもじって「北町貫多」。「〜…

ローマ法王

www.nikkei.com www.nikkei.com 今年公開の映画↓、「政治的」である理由の一端を描き得ていると思います。 miyashinkun.hatenablog.com

ソコがキモだったか!?

www.foxmovies-jp.com ラストで↑主人公がグリーンの服を着ている意味を考察しているブログ記事をたまたま読み、目からウロコが落ちまくりました。 ワタシはサッカーとラグビーが大好きなので ユニフォーム色たるグリーンがアイルランドカラーなのは知り尽く…

「セッション」を思い出しました!?

headlines.yahoo.co.jp miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com

大脱走、ガンジー

3年前のきのう 死去したリチャード・アッテンボロー氏。映画「大脱走」の連合国側脱走首謀者役にして映画「ガンジー」監督。 「大脱走」、とっても好きな映画で子どもの頃から何度も観てます(主にテレビでだけどね)。 イングランドはネクラ、アイルランド…

ナルホド!スピルバーグは反トランプ(映画「ターミナル」を見て)

この作品だけでもスピルバーグが反トランプなのが頷ける。長らく観たいと思っていた、2004年公開のスティーヴン・スピルバーグ監督作。 公開された年は、2001年911テロのあと米国内(に限らず)の「分断」が取りざたされていた頃。その15年ほど前には共産主…

きょう終戦の日

一冊の本と一本の映画を改めて紹介します。 miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com 隣国では解放記念日であることにもまた眼を向けたいと思います。去年大ヒットした映画にもそんなシーンが↓ miyashinkun.hatenablog.com

映画「チャップリンからの贈り物」

2015年公開作。とってもステキな映画でした。 チャップリン遺体「誘拐」事件(史実らしい)をめぐるストーリー。チャップリンが生きていたらそうしたであろう「解決」で「ハッピーエンド」。 邦題は言い得て妙、そして原題「the price of fame」は秀逸と思い…

中国反体制

<劉暁波氏>死去61歳 中国の民主活動家、ノーベル平和賞 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース このニュース↑で この映画↓を思い出しました。 miyashinkun.hatenablog.com

映画「そこのみにて光輝く」

☆2014年キネマ旬報日本映画第一位「そこのみにて光輝く」☆2014年4月公開作 何度あやまちを犯しても「光輝く」ことは必ずできる。たとえささやかな「光」でも、「輝く」自分を知るのは自分だけであっても。タイトルがふさわしい映画だった。 山の採石場でリー…

映画「小さいおうち」

☆原作は直木賞☆2014年1月公開作 タキの甥の息子。戦前は暗黒時代だったとの「知識」をタテに「おばあちゃん、嘘書いちゃダメだよ」と再三言う(当時の会社員中流家庭における「女中」も彼には理解の外)。 「小さいおうち」の「女中」だったタキが自叙伝に綴…

映画「ローマ法王になる日まで」

ローマ法王に就任したホルヘ・マリオ・ベルゴリオ、20歳で聖職者たらんと決意してから76歳で迎えた2013年のコンクラーベ(法王選挙)までの物語。 母国アルゼンチン、ブエノスアイレス管区長に就いた1970年代は軍事独裁下。政権と真正面から対峙した神父たち…

映画「家族はつらいよ」

公開中の「家族はつらいよ2」、観に行こうかなあ。どうしよう。というわけで、まずは先日テレビ放映されていた「家族はつらいよ」を見てみました。さすが笑いのツボを心得まくっておられるであろう山田洋次監督、大笑い5回 小笑い10回以上させてもらいまし…

公開中映画「メッセージ」の原作

表題作が、話題になっている映画の原作です。 地球に訪れた異星人が使う言語は、私たちとはまるっきり体系も次元も異なるモノだった。その意思疎通に取り組む女性研究者。ときおり挟まる、彼女と娘との親子の会話は共通言語にかかわらず(字面上は理解し合っ…

映画「終の信託」(周防正行監督 2012年公開)

現実の事件に材を取り、重症喘息患者の尊厳死安楽死をめぐるストーリーです。実はワタシ成人してから喘息で少々苦しんだ時期があり日頃はしていることを意識すらするハズもない呼吸を一生懸命しなければならないほどの体験を何度も。ワタシは軽度だったとは…

アカデミー賞作品賞「ムーンライト」

観た。想像力と考察力が求められる作品だった。およそ映画というものは大抵 そうであろうが、とりわけ! アフリカ系アメリカ人が主人公。前半が幼年期、中盤が少年期、後半が青年期。タイトルたる「ムーンライト」が所々でキーになっている。前半ではセリフ…

映画「アメリカン・スナイパー」

「アメリカの正義」が描かれている。肯定的に でなく懐疑的に。無類のウデを持つスナイパーは間違っている「テロリスト」をイラク戦争で160人射殺する。だが イラクの地でイラク人を米国人が殺すことは「正しい」のか? 彼の弟を含めて厭戦的な兵士は間違っ…

作品賞は逃す

headlines.yahoo.co.jp >誤って発表済の主演女優賞のエマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』の封筒が渡されてしまい、それを読み上げてしまった。 エマストーンは複雑な心理を表情で表現する演技がとっても素敵だったのですが言い間違い↑が発覚したとき、ニュー…

映画「ラ・ラ・ランド」を観て

「セッション」監督最新作にして、前評判最高級の「ラ・ラ・ランド」を観ました。やはり、「セッション」との二部作とも位置づけられると思いました。 両作に共通するテーマは「芸術と現実(をめぐる葛藤)」。それを前作は「暗」テイストで、今作は「明」テ…

映画「この世界の片隅に」

昭和元年に広島市で生まれ 昭和19年に呉市に嫁いだ主人公の昭和21年までの不器用ながらひたむきな日々。まさに「この世界の片隅」のディテールが、丁寧に描き込まれていた(昭和20年8月15日午後に呉の町なかで一枚の太極旗(現 韓国旗)がはためくさまを含めて…

こうの史代『夕凪の街 桜の国』

大評判映画「この世界の片隅に」の原作者による、漫画作品。双葉社、2004年発行。 あの8月6日から10年目の広島。平野皆実(表紙の女性)、仕事と家事と淡い恋心と、ささやかながら幸せな日常。しかし「この街の人は不自然だ」「誰もあの事を言わない」「いま…

映画について書いた記事一覧

今年1月半ばに始めたブログ、看板に偽りアリ状態で映画評こそが「たまに」になっちゃってます^^; 今までの すなわち今年一年間の 映画に関する記事一覧です↓ miyashinkun.hatenablog.com

映画化公開中

大崎善生『聖の青春』(講談社、2000年発行)を読みました。 村山聖のそれをこそ青春と呼ぶなら、私なんぞのは青春とは到底言えないシロモノです。 ↓亡き彼が竜王戦で羽生名人に勝った投了図(講談社青い鳥文庫版328ページ)。

映画「追憶」

米国映画「追憶」を約35年ぶりで観て 感じたコトを一つだけ、、、 1940〜50年代、レッドフォードとストライザント演じる夫婦。リベラルにしていわゆる自由業同士。しかし(と言うのも変だけど)、炊事は当然のように妻だけが。政治に疑問持ちまくりだった妻…

映画「ブルックリン」レビュー

主人公エイリシュの、嬉しいときも悲しいときもまっすぐな眼差しが心に残る。 アイルランドの小さな町で1950年代前半、母親とは多少の確執がありながらも家族と平穏に暮らしていた内気ぎみのハイティーン娘エイリシュ。どんよりした「狭い世界」から脱しよう…

「寅さん」の命日

今日は渥美清さんの命日。(松本清張の命日でもあります。) miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com

映画「ブルックリン」

彼女の 嬉しいときも悲しいときもまっすぐな目が印象深い。 1950年代前半、アイルランドの小さな町で家族と穏やかに暮らしていた若い娘エイリシュは一念発起してニューヨークに渡り、デパート店員として働き始める。当初はホームシックに襲われ悩み苦しむが…

映画「海街diary」(2015年公開)

私は一回り離れた妹だけ、自分の子もひとりなので きょうだいのアレコレがイマイチよくわかりませんがましてや、、、の四人姉妹(および周りの人々)のとっても感じのいい話でした。三姉妹と一緒に暮らすことになった異母四女中学生が山形の山奥から鎌倉(「…

久ーしぶりで アニメ映画

息子を連れて「ドラえもん」以来 20余年ぶりでアニメ映画を見ました。最近、2作も。 ⑴ディズニーの「ズートピア」は、意外にも(と思うのは私がディズニーの何たるかをイマイチ分かってないからだろうが^^;)差別と偏見という「硬派」テーマでした。だからと…

映画「あん」

「ある病気の元患者」徳江(サスガ!の樹木希林)は 小さなどら焼き店で働き始める。「ある病気の元患者」がゆえに50年間つくり続けてきた餡作りの大ベテランであった。 「カゴの鳥」がキーになっている。さまざまな事情でその状況にある登場人物たち。「あ…