ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

映画

財津一郎さん死去

https://miyashinkun.hatenablog.com/entry/2016/01/14/165131 ↑「このシリーズ、とりわけ面白いのが初期の作品だ。妹さくらの見合いの食事の席で得意の口上『尻の周りはクXだらけ』(第1作)、ご馳走を食べすぎて(!)入院した病室で乱痴気騒ぎ(第2作)…

ヒロシマ

今朝の『毎日新聞』。「米国による」(↑2段目の14行目)と明記するのは珍しいと思います。たいてい、主語なしで文が成り立つ日本語の特性を「活用」するので。 大ヒットしたアニメ映画「この世界の片隅で」では、1945年8月15日午後に広島の地ではためく太極…

丸山正樹『デフ・ヴォイス』ドラマ化と映画化決定!

https://www.nhk.jp/g/blog/5ycdbksnx/ https://news.yahoo.co.jp/articles/0ae3f952eb38faf36695d51abaa158c840af6626 原作↓ miyashinkun.hatenablog.com

一部で話題の?映画「EO イーオー」を観ました

ポーランド人イエリー・スコリモフスキ監督による2022年製作作です。 「主人公」はサーカス団でEOと名づけられたロバ。「名演」でした。 とりわけ瞳が忘れられません。あ! ETがそうでした。もしかしたら「EO」は「ET」(スピルバーグ 監督)へのオマージュ…

映画「ドライブ・マイ・カー」

演者の動きが少なく(何度か挟まる劇中劇「ワーニャ伯父さん」では身体の動きが大いにあるが)会話劇のような3時間でしたが、退屈なことなど全くなく、時間が早く感じられました。 村上春樹の短編集『女のいない男たち』収録の同名作『ドライブ・マイ・カー…

邦題って今や流行らないの??

アカデミー賞受賞作、てっきり日本未公開で邦題がまだ無いのかと思いきや、このまんまタイトルで公開中。

安藤サクラ 「ある男」で最優秀助演女優賞

https://news.yahoo.co.jp/articles/348a53edfaddc86fc92187697b2a942efcd278d2 わがイチオシ安藤サクラ、受賞スピーチも聞かせますね。ナルホドだからこその冒頭シーンあの深演だったんだ。 受賞作↓ miyashinkun.hatenablog.com

映画「ある男」を観ました

里枝が結婚した「谷口大祐」は谷口大祐ではなかった。 その「ある男」は、「ある男」になった谷口大祐と戸籍を交換。二人とも、とてつもない生きづらさを抱えていたゆえであった。 里枝の依頼で調査を進める弁護士。彼自身もまた、生きづらさゆえに選んだの…

映画「私だけ聴こえる」

コーダ(CODA=Children Of Deaf Adults)とは、耳の聞こえない親から生まれた耳の聞こえる子。米国における若い女性コーダ4人の心の揺れを追うドキュメンタリー映画です。 4人の一人、5代続くろうの家族に生まれたナイラさんのとても印象的な言「ずっと、ろ…

映画「ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート」を観ました

miyashinkun.hatenablog.com 1970年公開の映画「レットイットビー」にも収められていた映像もあれば「レットイットビー」には収められていなかった映像もあるようです。上映時間65分。満喫しました。堪能しました。 このアルバムは大事に持っています↓ 「ル…

「ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート」期間限定上映

あらら、もう終わってるわと思いきや追加上映決定! 半世紀以上前の1970年に公開された「レット イット ビー」のあまりにも印象的な屋上での演奏シーンを別の切り口で捉えた映画らしい。 その「レット イット ビー」は公開から数年後の中三のとき新宿武蔵野…

ここにあり!

千本桜から横の山肌に目を移すと、生い茂る緑の中に桜が一本(写真中央)。名画「ショーシャンクの空に」最終盤でモーガン・フリーマン演じるレッドがアパートの柱に刻んだ「レッド、ここにあり!」が頭に浮かびました。 レッドは刑務所服役40年にして仮釈放…

『砂の器』

先週、1974年制作の「砂の器」映画化をCSチャンネルで見ました。1970年代に劇場で観たときには思わなかったことをいくつか・・・ ・丹波哲郎は断固としてセリフを覚えずカンペを使っていたと言われていますが(「丹波哲郎 カンペ」でネット検索すると数々の…

香港の「いま」を撮ったアイ・ウェイウェイ新作

bijutsutecho.com アイ・ウェイウェイ「(この作品は)独立した民主的な香港の最後の瞬間を、痛烈でドラマチックな映像で記録した作品だ。2020年6月30日、中国は香港に国家安全維持法を施行し、香港の司法と政治の独立を事実上終了させ、香港は北京の支配下…

映画「スパイの妻」

』大ヒット上映中!- ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞" src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwos.bitters.co.jp%2Findex.html" frameborder="0" scrolling="no">wos.bitters.co.jp 1940年代前半、戦時下の神戸。 「スパイ」になった?…

映画「浅田家!」 久しぶりの劇場空気感

asadake.jp 隣の席はアラフォーぐらいの女性だったが、中盤過ぎから絶えずハンカチで涙を拭っていた。という空気感、久しぶり。それは、家でDVDや配信を見ていても(たとえ超大画面やら何やらを備えても)絶対に得られない。私が映画を劇場で見るのは2月以来…

映画「ジョジョ・ラビット」を観ました

www.foxmovies-jp.com コメディタッチのエンタメ仕立てであっても、紛れもなく反戦映画だった。新しい切り口の。「アンネの日記」のオマージュたり得てもいて。 いずれも第二次大戦ドイツ軍の「大脱走」の捕虜収容所長は教養ありげなハト派なるも具体的な行…

松本清張生誕110年

昨日は松本清張の生誕110年。ワタシ的に清張と言えば・・・ 幅広い清張作品の中でも異色と言えるだろう『北の詩人』。 miyashinkun.hatenablog.com あまりにも有名な、『砂の器』映画化。 miyashinkun.hatenablog.com 何から何まで違う太宰治と同い年とは意…

映画「日日是好日」を見て

www.nichinichimovie.jp 本作でもサスガ演技派だった黒木華演じる主人公の心象描写は彼女の独白による説明がやや多すぎと言えなくもないが、父のそれは映画表現らしく演じる鶴見辰吾の映像だけで「説明」されていた。序盤で彼女がまだ子どものときに連れて行…

江戸時代のキリシタン

ローマ法王は今回の訪日でまず長崎に赴きましたが、 長崎と言えば禁教時代のキリシタン。 去年の秋、私はあれこれ考えました↓↓↓ miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com

ローマ法王きょうから訪日

フィクション部分とノンフィクション部分の割合は分かりませんが、聖職者として何度も「失敗」したことも人間力を形成したという本作のメッセージに深く感じ入りました。 miyashinkun.hatenablog.com

映画「天気の子」

tenkinoko.com 遅ればせながら9月になって観ました。 若者自殺増の現状や我が国の将来よりも何よりも問題は君に会いに行く今日は雨降りなのに傘がないこと、と1972年に歌ったのは井上陽水(当時23歳)。「君の事以外は考えられなくなる それはいい事だろ?」…

映画「ライオンキング」

www.disney.co.jp 映画好きにして動物好きの私が観に行かないはずはありません。観ました! ただただ楽しかった!! メッセージは「サークル・オブ・ライフ」。 このところ映画&動物好きご用達作品目白押し↓ miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenab…

樹木希林の思い、浅田美代子の凄演

erica38.official-movie.com 公開中の映画「エリカ38」を観た。浅田美代子が詐欺犯役で主演。 1970年代ドラマ「時間ですよ」で共演して以来 家族同然に親しくしている浅田美代子に代表作を作ってあげようと樹木希林が企画したと、希林の最期までの日々に密着…

クセ球? 映画「パリ、嘘つきな恋」を観て

paris-uso.jp 公開中のフランス映画。2018年制作。ハートフルなラブコメといった評が多いようでそれに異を唱えるわけではないですが、併せてなかなかのクセ球だと思いました。本当の車椅子と嘘の車椅子の両主人公のうち後者が支社長を務めるのが靴の販売会社…

映画「僕たちは希望という名の列車に乗った」を観ました

映画「僕たちは希望という名の列車に乗った」公式サイト 2019年5/17公開 2018年ドイツ制作。傑作でした。 この邦題からいろんな内容を想像されると思いますが、たぶん全て外れていることでしょう。 観ていて とても怖ろしくなりました。と言っても いわゆる…

寅さんマドンナいしだあゆみの回

www.tv-tokyo.co.jp 何れ菖蒲か杜若揃いの「男はつらいよ」マドンナ。 シーン単位での私のイチ押しマドンナは第29作「寅次郎あじさいの恋」で、鎌倉の紫陽花寺で寅を待ついしだあゆみです。 咲き誇る紫陽花の合間に立ついしだあゆみ。それまでの京都と丹後の…

「男はつらいよ」の第17作は些か異色

男はつらいよ第17作(1976年)。マドンナは太地喜和子。 ひょんなことから寅さん一家と関わりを持った日本画の老大家(宇野重吉)、ラス前で 寅の妹さくら に「歩きながら話しましょう」。 何を言ったのかは観た人の想像に任される。「寅次郎くんに こっぴ…

ミニミニシアター

シネマ・チュプキ・タバタは東京 田端のミニシアターと言うより座席数20だけの極小ミニミニシアター。視覚障害をお持ちの方、聴覚障害をお持ちの方、車椅子を使用されている方たちへのバリアフリーがなされています。「チュプキ」はアイヌ語で「自然の光」。…

365日24時間体制で自殺阻止

www.bokushitogake.com 和歌山県の白浜バプテスト教会牧師 藤䉤庸一氏は、「自殺の名所」とも言われる三段壁に「〜 重大な決断をするまえに 一度是非ご相談ください あなたのお力になります」という看板を立てて、1999年から自殺阻止の活動を続けている。自…