↓父親!(♂は一人だけ)
↓母親?
「一人」と書くワケは↓ (ゴリラもヒト科)
千恵子がいつも入る近所のドラッグストアには
「商品の箱や洗剤がまじったような乾いた匂い」
がする(本書5ページ)。
たしかに ドラッグストアってそんな「匂い」だよなあ。
小説を読んでいると ハッとさせられる言葉や表現に出会うコトがしばしばあり、それだけでも 読んでよかったと思える。
映画監督として知られる(らしい)著者の連作短編集。小学生の交通事故死に直接かかわる3人と間接的にかかわる2人が一話ずつ 心のヒダを一人称で語る。
正直、出来にバラつきがあるように感じた。特に1話目は マスコミに勤めるアラサーの不倫、という「いかにも」以上のモノはあんまり感じなかった。だが、繊維メーカーに勤める青年の5話目はとりわけ奥深く、初っ端の「いかにも」感は その伏線だったかとも思えてくる。
それにしても、ナゼこの本を読もうと思ったのかをどうしても思い出せない。(不勉強にして)映画監督としても小説家としても全く知らなかったし。
2016年1月刊行。
深くて分かりやすい映画が好きです。(分かりやすいなら浅いのでは?というツッコミはごカンベンを。) たとえばのたとえば、「大脱走」や、テレビドラマですが「刑事コロンボ」第一シリーズです。
最近の作では「そして父になる」(2013年公開)。病院で赤ちゃんを取り違えられた福山雅治家とリリーフランキー家を軸に、福山の父と、福山母死去後に父が再婚した父の妻(←回りくどい言い方に意味あり)、福山妻の母、リリーの認知症父、その病院に勤めていた(「勤めていた」どころではないのだがソレを書くとネタバレになっちゃうので)看護師と再婚した夫と夫の連れ子。おのおのの心の揺れがしっかり描き込まれていて、親子とは?家族とは?をとても分かりやすく。そして、とても深い。看護師の夫を演じたピエール瀧はセリフなし、表情だけのショートショート演技が印象的。
今場所、相撲見物※をする僥倖に恵まれました(※ある友に倣って「観戦」ではなく「見物」)。
テレビで見るのとは何かと違くて
例えば「翌日の取組披露」(画像↑は相撲協会サイトからコピペ)。いわゆる相撲文字で 半紙に筆で手書きされ、行司独特の美声で一枚一枚読み上げられます。「テレビ映え」しないゆえ(と思う) 中継ではまず映ることはありませんが、国技館の「気」に実に映えていました。他競技ではアナウンスや電光掲示板で今後の試合予定を知らせるところですが、サスガ何百年もの興行の歴史 とも思いました。
そんなこんなで
土俵上では絶えず何かが行われていて何時間居ても飽きることがありません。他競技のようにインターバル的時間はなく。
あ、仕切りは「インターバル」ではありませんぞ。
三段目に有望株ハッケン。169センチ95キロの超小兵、炎鵬。序の口から3場所連続7戦全勝で、デビュー以来21連勝中。上に上がったら大人気間違いなし。
当ブログの相撲に関する過去記事↓
miyashinkun.hatenablog.com