ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

映画「スパイの妻」

wos.bitters.co.jp

 1940年代前半、戦時下の神戸。

 

 「スパイ」になった?夫が以前 戯れで作った映画で、出演シーンのため妻に覚えさせていた金庫の番号。

 その金庫に隠した「国家機密」資料を妻が 夫(だけ)を「救う」ために官憲に持ち込むことを、夫は「わかっていた」のではないか。

 それに妻自身が気づいたことも含めての、妻を「救う」ために夫が「企てた」おかげで官憲から放免されたときの妻の叫び「おみごと!!」ではないだろうか。

 

 観終えてそんなふうにも思えるほどの、妻が夫を 夫が妻を 深く愛しているゆえの「騙し合い」「騙され合い」を高橋一生蒼井優が演じた。

 

 本編が始まるとき画面に表示された文字「bitters end」通りのラスト。

貸借と贈与

   贈与は貸借と共に民法で規定された13の契約類型に入っており、言わば法律上は同等の行為。Kさん側の言い分もそこにあるのだろうと思います。想像にすぎませんが、相手側の真意とはズレていたとしてもKさん側からすれば贈与と受け取り得るやり取りはあったのかもしれません。

   私たちのごく普通の感覚は、お金の受け渡しは貸借が当然であってましてや何百万円もの贈与なんてあり得ないといったところでありましょう。だけど専門的観点をも踏まえるべきであろうマスコミは、「普通の感覚」と等しくはない法的原理についても解説を加えるべきではないでしょうか。K氏側(に限らず誰であっても)を鵜呑みにするわけではもちろんなく。

 

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京都東福寺のもみじ 落ち葉が多し それもまた良し

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地元の人の話では、雨風の強い日があって紅葉がたくさん散ってしまったとのこと。そのぶん分厚い「絨毯」ができていました。

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奈良↓からの帰り道、JR奈良線東福寺駅で途中下車しました。

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もみじ散る 主待つ犬が 大あくび

紅葉散る 主待つ犬が 大あくび
(「主」は「ぬし」と読んでください。)

 今日スーパーの前でお座りして、飼い主さんの買い物を待っている(のであろう)犬が大あくびしていました。

 その犬種はコーギーでした。そう言えばウチで飼っていたコーギーもよく大あくびをしていたものです。どんな気持ちだったのかな?

 ウチのコーギー

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 愛犬家の直木賞作家によるコーギー登場作↓

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映画「相撲道」

sumodo-movie.jp

 稽古場と本場所で、至近距離で撮られた150~200㎏(言うまでもなく脂肪だけの塊ではない)超大男同士のぶつかり合い。大画面と大音量の映画館で観るに相応しいと言えましょう。

 密着したのは境川部屋高田川部屋。坂田栄治監督が『月刊大相撲ジャーナル』でのインタビューで「稽古場の空気が恐ろしかった」と述べているほどに厳しい境川部屋に対して、高田川部屋は全く異なる雰囲気。坂田監督は「2つの部屋の違いをぜひ見てほしい」。

    高田川部屋でクローズアップされたのが、今場所中盤過ぎまで幕内優勝争いに加わっていた竜電です。大けがを負って関取から番付表最下段の序ノ口まで陥落しながら復活した並々ならぬ根性の持ち主と思いますが、受け応えする姿からとても穏やかな人柄が感じ取れました。ファンになっちゃいそう。

    竜電という四股名は「史上最強力士」雷電↓にあやかっているのかな?

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やっぱりプライバシーの侵害では?

   芸能人やスポーツ選手の不倫が週刊誌に暴かれて謹慎やら自粛やらに「追い込まれる」出来事が相次いでいますね。暴かれたことそのものは文字通り倫理に反する行動ですが、言うまでもなく刑法犯罪ではありません。


   ちょっと思ったのですが、暴かれた人どなたか民事訴訟を提起していっぺん裁判所の判断を求めてみたら如何でしょうか。

   「プライバシーを暴くという不法行為の結果としてスポンサーその他への賠償という経済的損害を被った」という構成で(根拠法規は憲法13条と民法709条)。

   プライバシー侵害による精神的損害の判例や裁判例はありますが※、経済的損害を請求するのは初めての裁判になるのではないでしょうか。


   まあ「裁判沙汰」になんかしたらよけい「ダメージ」を負ってしまうだろうからできないわね。

   「肉を切らせて骨を断つ」で!と言いたいところだけど。


三島由紀夫の小説「宴のあと」事件、伊佐千尋のノンフィクション「逆転」事件、柳美里の小説「石に泳ぐ魚」事件

「お気持ち」を読んで、「傘がない」を

www.tokyo-np.co.jp

ふと 井上陽水「傘がない」の歌詞を思い出しました。

 

↓去年大ヒットした映画「天気の子」を観たときに「傘がない」を思い出したことも思い出しました。 

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柿実るサッカーびとの声響く

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柿実る サッカーびとの 声響く

五輪真弓の歌詞「マラソンびと」↓に倣って「(スポーツをしている)~びと」といっぺん言ってみたかった。)

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「デフ・ヴォイス」シリーズのスピンオフ

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「デフ・ヴォイス」シリーズの名脇役何森稔刑事が主人公の短編集。丸山正樹著、東京創元社、2020年発行。

「デフ・ヴォイス」↓ではろう者が直面する社会状況が描かれますが、

本作では肢体不自由者、供述弱者、記憶喪失者が直面する状況がミステリー仕立てで描かれています。 

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