ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

動物 の検索結果:

『日本の動物絵画史』

興味津々なコトがたーくさん有る私。そのうち3つも! 「動物」「絵画」「歴史」にフォーカスした本書(金子信久著、2023年発行)、面白くないはずもなく。古代の高松塚古墳壁画から昭和の長谷川潾二郎「猫」まで87点ものカラー図版収録。

『キリン解剖記』🦒

…は1989年生まれの動物学者。軽快なタッチで研究の軌跡が綴られています。 著者は本書発行の2019年時点で、動物園で死亡したキリン30頭を解剖。哺乳類の頸椎は7個と決まっています(例外はナマケモノとマナティだけ)が、キリンは第一胸椎が「8番目の″首の骨″」として働いていることを発見しました。それによって首の可動範囲が拡大、高い所の葉を食べ、低い所の水を飲むことができます。 学部生のとき、勉強した筋肉各々の名称が実際に解剖した筋肉部位のどれに当たるのか分からず立ち往生。ところが…

『野生のゴリラと再会する 二十六年前のわたしを覚えていたタイタスの物語』

…たのだろう。そういうことは、わたしたち人間にもよくあることだ。人間のように言葉をもたないゴリラは、頭だけでなく全身で過去に戻るのかもしれない」。 遊びに誘うときやケンカを仲裁するときゴリラ同士がしばしば15センチメートルまで顔と顔を近づけるのは相手の心を知るため等々、観察された行動とその解釈をたくさん記した一冊です。 ゴリラの「賢さ」は動物園でも観察できます↓ https://miyashinkun.hatenablog.com/entry/2017/02/11/150144

シジュウカラの言葉が分かる研究者 初の著書

シジュウカラの言葉が分かる研究者、鈴木俊貴氏。テレビで時々見かけますね。初めての著書です。 『動物たちは何をしゃべっているのか?』集英社2023年8月発行 ゴリラの研究で知られる山極寿一氏(京大前総長)との対談です。 オススメ!

ゴリラ生後1年5ヶ月

母に背負われて。左は父。10月31日、上野動物園。 双子🐼エリア、「それらしきもの」が奥のほうに見えただけ(残念)。 この日は背負っていたものを↓ https://miyashinkun.hatenablog.com/entry/2017/02/11/150144

インドの動物をめぐる藤原新也ブシ!

『ノア動物千夜一夜物語』(新潮社1988年発行) 周知の通り藤原新也氏は20歳代後半から30歳代前半にかけて海外を放浪した。 インドで出会った動物たちを「主役」として30歳代終わりに書かれたのが本作。1983年に雑誌に連載された驢馬、犬、鯉、コブラ、海豚、牛(野良犬ならぬ野良牛)、孔雀をめぐる7編が収められている(猿をめぐるもう1編だけは出版に合わせた書き下ろし)。そして全編にわたって「準主役」は人間。 余人をもって代え難いリアリズムとロマンティシズムの併存いや融合と言うべき…

聖書の副読本に!『証し 日本のキリスト者』

…でした(信仰を深めていくうちに自分の心の弱さを知ったと内省する人はいました)。 遺跡等で確定している通り何万年も前から人類は超自然的な物事への信仰を持ってきました。そもそも他の動物と分つ人間とは?の定義として「信仰(という崇高な心)を持つ動物」とも言えるのではないでしょうか。 カルトによる被害者少なからず、なにより宗教が戦争の大義名分になってきた、といった現実に決して目を瞑ってはならないのはもちろんです。 しかしながら、そのこととここで私が綴ってきたことは両立すると思います。

青大将の狩り そして🐧🦒🦛etc旭山動物園

今やどこの動物園も「行動展示」をしていますが、先駆けは旭山動物園。その面目躍如たる「展示」を見ました。 青大将による生きたネズミの捕食です。これからその様子を少し書きますこと、あらかじめお断り申し上げます。 見た目、青大将は長さ1メートル50センチくらいで細身、ネズミはシッポを除く体長7〜8センチ(最初にサイズの説明があったと思いますが、途中から見たので)。 飼育員の腕に巻きついている青大将を水槽内のネズミに近づけていくと20センチぐらいの距離まできたところで素早く巻きつきま…

カバの ある習性

昨日、旭川市の旭山動物園を堪能しました。 カバは縄張り示威のため尻をブルンブルン振ってフンを撒き散らす習性が知られていますが、証拠のブツが水槽外側に。確かめたい奇特なかたは写真を押し広げるとハッキリわかりますよ。

北海道 はや紅葉

今日の美唄駅 今日の旭山動物園

池上線の西島三重子さんが

『ふたごパンダのこころコロコロ』2022年4月発行 表紙にその名が! 私ども年代にはとても懐かしい曲「池上線」の西島三重子さん、その後、文筆の仕事もなさっています。 まさに上野動物園で双子🐼🐼が生まれ母🐼と暮らしていたころ発行された絵本です。

マツコの知らない特殊輸送の世界??

いっぺんTV「マツコの知らない世界」でゼヒ取り上げてくれないかなあ。 🐼大好きに加えて、かねてより特殊輸送に興味津々のワタシ。上野動物園は阪急阪神エクスプレス、和歌山アドベンチャーワールドは南海エクスプレスでしほた。昭和のプロ野球チームのようでもありますな(阪神は今もあるけどモチロン)。

足長🐼 中国へ

上野動物園🐼シャンシャンあす中国に返還。ワタシは1歳頃のときに何度も見ました↓ そして和歌山アドベンチャーワールドの🐼3頭、父親永明と双子桜浜 桃浜もあさって返還。 映像や画像を見るときゼヒ注目してほしいのは永明の足の長さ。以前にNHK「ファミリーヒストリー」で取り上げられていましたがw足長家系で知られているそうです。娘🐼たちも長め。上野🐼と見比べてみたら明らかですよ。 個人的に残念でならないのは、桜桃コンビ前にも4組いた双子の赤ちゃん時代をこの目で一度も見れなかったこと。い…

🐼シャンシャン(香香)いよいよあと僅か

観覧最終日は今月19日(NHKきょう配信) miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com

映画「ある男」を観ました

…換を仲介した柄本明扮する詐欺師が効いていました。 細かい所ですが、気になった点を二つ。「未亡人」という女性にしか使われない問題ありワードを他ならぬ人権派弁護士が口にするはずはないのでは? 2歳にして「動物園が大好きだった」はちょっと無理があるかなと思います。 ↓↓余人をもって代え難い安藤サクラ miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com ↓平野啓一郎の傑作小説 miyashinkun.hatenablog.com

『読む時間』

読書大好きにして動物大好きな私にとって ↑は垂涎の「時間」です。 世界五大陸各国の、名もなき120人余りの様々な「読む時間」を捉えた写真集。本や新聞や雑誌を 家で教室で車中で公園で街角で、椅子に座り地べたに寝そべり柵にもたれて立ちながら・・・人間を「読む生き物」と定義したくなりました。 日本の一枚は、新宿ミラノボウルの入口階段に腰かけての「読む時間」。 表紙はタイ。他に動物が写っているのはスリランカの象、イタリアとキューバの犬だけです。 写真家スティーヴ・マッカリ―作、創元社…

🐼意外な一面??

上野動物園園内フードコートで食べた「パンダだんご」に付いていたカードのシャンシャンがずいぶんと猛獣チック。よりによってこの写真が選ばれたのは、パンダちゃんカワイイカワイイ(横に置いたワッペンのように) だけじゃないことを教えてくれるためでしょうか?? 動物園の使命として? 4月20日、生後約10か月(2021年6月生れ)の双子は樹上で熟睡していた。 5年前の6月に生れた、双子の姉シャンシャン↓ miyashinkun.hatenablog.com パンダちゃんカワイイカワイイ…

ほぼ野生通りに 働くハキリアリ

…の「必要」がない上野動物園では動いているように、およそ動物園の生き物は野生とはまるっきり違います。 ところが、多摩動物公園のハキリアリは野生と変わらず働いていました。 ↑アクリルケースが4つ繋がっていて右からそれぞれ、木から葉を切る、巣まで運ぶ、その葉を巣で「農業」に使う、葉のカスを捨てる。 たくさんのハキリアリが分業体制で働きに働いています。一番右のアクリルケースで切れ味鋭く葉を切る様子からカスを咥えて一番左のゴミ捨て場に運ぶ姿まで、4月18日午前9時40分ごろから一時間ほ…

ハキリアリ たしかに葉っぱを担いで運んでいた

多摩動物公園にて、念願のハキリアリ初観察。 葉を食べるためでなく、「農業」を行うため↓miyashinkun.hatenablog.com

🐼双子赤ちゃんと🐘赤ちゃん

3月31日、上野動物園に行きました。 木のテッペンに上っていたメス 母親に付いて歩くオス メスが居る木に登りかけたオス メスとは別の木に登り始めるオス 生後9か月、オスとメスの双子ジャイアントパンダ。観覧できる時間は屋外展示場周囲を移動しながらの僅か10分間程度でしたが、メスは木に登っていて時おり体勢を僅かずつ変え、オスは母パンダの後を付いて歩く→メスが居る木に登ろうとする→メスとは別の木に登る、といった色々な動きを見ることができました。 オスはシャオシャオ、メスはレイレイと…

ガラパゴス化なる比喩は間違い 福岡伸一『生命海流 GALAPAGOS』

…を詳述。とりわけ陸上動物はどうやって? 「天然のいかだ仮説」が紹介されていますが、まだまだ謎です。 そういった生物学者としての専門的観察・考察と共に、 「ひ弱なナチュラリスト」と自虐する(「トイレの苦労」等々でそれを痛感)観点を含めて地球における人間とは何か?に深く考えを巡らせます。ガラパゴス「発見」から領有や「利用」をめぐる欧米とエクアドルの史実、今回の船「マーベル号」のガラパゴス住民を含むエクアドル人スタッフたちへのハカセならではの温かい人間観察が、それに膨らみを加えてい…

パンダと葛根湯

…ーカイブ番組で、上野動物園初代🐼カンカンとランランに関するドキュメンタリーを見ました。 中国から来て数日後にカンカンが鼻水を出し始めました。なにせ贈呈が決まってから来日まで僅かひと月で飼育ノウハウはほとんどゼロ。 困り果てながらも獣医氏は中国と言えば漢方薬!と葛根湯を。劇的に効いて事なきを得たとのことでした。 たしかに哺乳類どおしの私どもも風邪のごくひき初めはこれでたいてい治まります。症状が重くなってからはもう効かないけど。(個人の感想です。) ↑は上野動物園X代目🐼シャンシ…

トラは何色?

…というわけでワタシ、動物園で何度も見ているのにね^^;)。 miyashinkun.hatenablog.com 番組での解説によると、狩りをするためにはオレンジ色でこそ。獲物たるシカの目では黄色は識別できるが、オレンジ色は緑色と同じに見えるので草むらに潜んでいるトラに気づかないとのことでした。 番組では日本人がなぜ誤解しているのかを追求はしませんでした。 私はフト思ったのですが、われら日本人には『ちびくろサンボ』の印象が強烈だからではないでしょうか。数匹のトラが木の周りをグ…

『うんち学入門 生き物にとって「排泄物」とは何か』

…いた、、、 生き物を動物と植物に分けたとき、動物たる一丁目一番地は口と肛門を有することなのを この星作品は教えてくれていますね。 本書『うんち学入門』では口から入って肛門から出るまでのメカニズムが詳述されています※。(ただし本書によると地球生物は進化の結果として口が前で肛門が後という体の位置関係になったので、地球を基準に考えるなら『親善キッス』で描かれたような「宇宙人」はありえないとは言えるかもしれません。) ※イソギンチャクやクラゲは口と肛門が「兼用」、ホヤの幼生には口も肛…

謹賀新年 今年の干支は

🐯 miyashinkun.hatenablog.com トラ miyashinkun.hatenablog.com 虎 miyashinkun.hatenablog.com 寅 miyashinkun.hatenablog.com 2022年もよろしくお願いいたします。

「このタコ!」はタコに失礼

miyashinkun.hatenablog.com 魚類に至るまであらゆる脊椎動物は「意識」を有するのでは?の一環としての幸田正典氏の実験結果↑に対して、動物行動学の第一人者ヴァール氏↓は当初懐疑的だったが 今や絶賛しているとのこと。 miyashinkun.hatenablog.com 本書↑には、「このタコ!」はタコ(無脊椎動物)に失礼と思わせられるくだりがあります。

魚はバカじゃない!?

…魚にも自分がわかる 動物認知研究の最先端』ちくま新書、2021年10月発行 ここ数年の間で得られた研究成果なので学界の定説までにはまだ至っていないようですが、私たちのイメージを大きく覆す内容です。 私たちが思う脊椎動物の「ヒエラルキー」は人間を頂点にして霊長類→その他哺乳類→鳥類→爬虫類→両生類そして最下位が魚類(その下に非脊椎動物)といった感じでしょう。ところが・・・ 本書ではまず、脊椎動物の脳について解説。よく目にする系統図の通り脊椎動物は魚類を起点にして進化してきました…

森の動物のフィールドサイン??

神奈川県南足柄市の「足柄森林公園 丸太の森」で、カリンの木から実がこんなふうに落ちていました。なんとなく、リズムを感じました(メロディではなく)。 もしかして、このあたりで暮らす動物どうしの何かの合図かも。 *「フィールドサイン」動物の活動を示す痕跡。足跡や食痕 (しょくこん) 、糞 (ふん) など。(goo辞書)

双子パンダ 名前決定

www.jiji.com 写真↓は双子の姉シャンシャン。三年前の6月、満一歳記念として上野動物園で配布してくれました。 miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com

立花隆氏死去

ずいぶん読みました。パッと思い出すのは、サル学、臨死体験、米国宇宙飛行士たちを取材したルポ等々です。 とても印象深いくだりを一つあげるなら、サル学についての軽めのエッセイの中で「人間と他の動物を隔てる最大の違いは信仰心」です。 このコロナ禍、当然あるべき発言がないなあと思っていました。 のもう一人が大江健三郎氏です。ご高齢には違いなく、あるいは体調が、、、なのでしょうか??